活動報告 アクティブ講座 2007 秋




古道ウォーク2007秋 12月11日(火)
 「稲城の湧水池・上谷戸と黒川の古道を歩く」講師:宮田太郎さん(古街道研究家、歴史古街道団・団長)
コース:京王相模原線「若葉台駅」〜稲城上谷戸遊歩道〜稲城中央公園体育館で昼食〜清水谷戸〜高勝寺〜内山(古墳塚)〜小田良(こだら)〜大塚牧場〜若葉台駅


「ケアタウン小平」見学会11月30日(金)
 最期は住み慣れた自宅でと願っていても、1人暮らしを続けることが難しくなったり、家族だけで支えきれなくなったときの選択肢として、在宅ホスピスケアが受けられる賃貸住宅があります。 その一つ、2005年10 月小平市に誕生した「ケアタウン小平」を見学しました。20年間ホスピスコーディネーターを務めた長谷方人さんが、同じ桜町病院ホスピスの医師、山崎章郎さんと共に開設した地域コミュニティです。 
 2階、3階が賃貸住宅「いっぷく荘」で、現在40代〜90代の住人が生活しています。最期まで自分らしく暮らしたい、でも手助けが必要、という人たちです。居室は21戸。28uが中心の1Kが20戸と、2人入居可の46uが1戸。1階には、デイケアセンター、食事サービスを提供するための厨房、在宅介護ステーション、訪問看護ステーション、そして山崎章郎さんの在宅支援診療所があります。診療所は365日24時間対応で、半径3〜4・圏内の患者さんをサポートしています。デイケアセンターは介護度が重い人や末期癌患者にも対応可能です。「いっぷく荘」住人以外にも開かれた、地域コミュニティの拠点としての機能があります。



千葉・真光寺の里山葬見学とテンプルステイ 10月7日(日)〜8日(祝・月)
 真光寺(曹洞宗)は、「寺のある暮らし」のセンター的役割をもって、自然観察会や、里山の保全など、さまざまな活動を行っています。今回の講座では、毎月7日に行われている「七日法要」と収穫祭に、真光寺「縁の会」の皆さんと合流して参加、新しく完成して募集を開始された里山葬(樹木葬墓苑)の見学をしました。お寺に宿泊し、座禅会を体験するなど、新鮮で貴重な体験で、参加者の中には「毎月来たい!」と、すっかりはまった人も。



連続講座第5回「桜葬と死後サポート(生前契約)」12月8日(土)
井上治代 講師はNPO法人エンディングセンター理事長で東洋大学大学院教員の井上治代。死後のことを生前に準備し、契約によりその実行が保証されることは、憲法で保障された「幸福追求権」そのものであり、死後の自立に繋がる行為といえます。講座では、死後の準備をしておく必要性が出てきた背景と、エンディングセンターの死後サポート(生前契約)の内容、システム、ベースになっている法律について説明しました。



連続講座第4回「死後の事務処理、遺言」11月10日(土)

清水勇男 講師は『遺言をのこしなさい』などの著書がある日本大学法科大学院客員教授で弁護士の清水勇男さん。死後事務とは、(1)葬儀と生活の場の整理、(2)遺産の整理の2つですが、相続が代々譲る家督相続から均分相続の時代になり、相続をめぐる争いが増加の一途だそうです。この争いを回避する最強のツールが「遺言」で、中でも確実に実行されるには「公正証書遺言」が安心であると、ユーモアを交え楽しく伝えていただきました。



連続講座第3回「お葬式の実際」10月27日(土)

大竹幸浩 講師は駿台トラベル&ホテル専門学校 ライフステージ・プロデュース(葬祭)学科長の大竹幸浩さん。葬儀の主体が地域共同体から遺族に変わり、遺族は自分で葬儀社を選び、やり取りしなければならなくなった。講座では葬儀社の選び方、宗教者との付き合い方、葬儀の生前準備の実際について具体的なアドバイス、情報をいただきました。また葬儀専門の宿泊施設で行われたご自身のプランによる葬儀の実例がスクリーンで紹介され、故人とともにゆっくり過ごし、心ゆくまで話しかけ、お別れすることの大切さが伝わる内容に、多くの共感の声がありました。



連続講座第2回「最近の葬送事情」 9月8日(土)

 碑文谷創講師は、葬送ジャーナリストで専門誌『SOGI』編集長の碑文谷創さん。年間死者数が出生者数を上回る「多死社会」が到来し、死者に占める80歳以上の高齢者の割合が高まる傾向にあります。地域共同体が弱化し、人とのつながりが弱まっている傾向や経済状況を背景に、葬送にも変化が現れている現状が示されました。家族葬が一般化し、直葬(火葬だけの葬儀)が増えている一方で、グリーフワークとしての葬儀、供養が見直されはじめてもいる。生前に意思を書きのこすエンディングノートや葬儀の生前契約などの動きが広がり始めていることなどが紹介されました。



連続講座第1回「よりよい最期を迎えるために ― ターミナル入門」

高山和久 7月7日(土) 会場:駿台トラベル&ホテル専門学校(次回以降も同じ会場)
講師は在宅診療に取り組む医療法人社団・凰和会の理事長で医師の高山和久さん。終末期とはどういう状態のことなのか、また、よりよい最期を自己決定するためには何をしておくべきか、といったことについて、医療の現実をふまえたお話でした。



秋のミニシンポ「広がる樹木葬、桜葬 
― 新しい葬送のかたち」 & 墓苑運営者のための樹木葬セミナー

 10月6日、四谷の弘済会館にて、午前の部「墓苑運営者のための樹木葬セミナー」、午後の部「ミニシンポ 広がる樹木葬、桜葬―新しい葬送のかたち」を開催した。
ミニシンポ 午前の部は、樹木葬の開設、運営を検討中の寺院等関係者13名が全国から参加、熱心な質問が相次いだ。実際に樹木葬を実践する講師が資料を提供、それぞれの樹木葬墓地のコンセプトと概要、許認可取得から開設までのプロセス、約款、利用者へのサポート、現在の課題などをお話いただいた。講師は千葉県・真光寺寺務長 山崎康弘さん、千葉県・天徳寺住職 二神成尊さん、東京都・NPO法人エンディングセンター理事長 井上治代でした。さらに、岩手県・知勝院住職の千坂げんぽうさんより、このセミナーのために制作したビデオ、約款などの資料をご提供いただいた。
 この中で、樹木葬にも「里山型樹木葬」と「都市型樹木葬」があること、また個別にシンボルツリーを選んで植えるタイプと、植樹は運営者が計画に基づいて行い、使用者は区画の場所を選ぶタイプがあるなど、地域性や運営者の考え方によって、さまざまな方法、かたちがあるのだということを確認した。宗教との関係や、樹木葬墓地は管理に手間隙がかかるため、植栽計画などにおける専門家との連携が重要であること、長期にわたって健全に維持管理運営していくためにかかる費用をどのように確保していくのか、墓地契約者へのサポートのあり方などに質問が集中しました。
 今後、樹木葬、桜葬はさらに広がっていくと考えられますが、自然共生型の葬法として、それぞれの運営者の理念、立場に基づいた、健全な運営のあり方が求められています。
ミニシンポ 午後の部のミニシンポには67名が参加、報告者は、千葉・天徳寺住職 二神成尊さん、千葉・真光寺寺務長 山崎康弘さん、山口・宝宗寺住職 三上隆章さん、NPO法人エンディングセンター理事長 井上治代でした。エンディングセンターは新しい桜葬墓地「木立」について発表、岩手県・知勝院のビデオの上映をした。午後の部は一般向けの内容で、それぞれの周辺環境、樹木葬墓地の考え方、シンボルツリーをはじめとする植栽管理のあり方、利用者の希望に添うことと里山本来の植生のミスマッチをどうするか、宗教に関する考え方についてお話があり、具体的な埋葬の方法や、合同祭祀、利用者への葬送サポートなど幅広い質問がありました。
それぞれの運営者によって違いはあるものの、自然に還りたい、という願いを実現できる自然共生型の葬法であり、個人が自分の考えで生前に決め、生前から墓トモと縁を結ぶところに価値があるなど、時代の流れに適合する共通性がクローズアップされた。

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