大分 妙瑞寺住職 菊池泰啓

 

 有志僧侶を中心とした勉強会で看取りに関わる僧侶の話しを聞き、あらためて考え

てみた。

 高齢化率はさらに上がり、年間に亡くなる人々の数は向こう二十年間増加して行く

と言われている。

 約九割の方々が病院や施設で亡くなる現状も、今後は変わってくるようだ。子供世

帯とも離れて暮らすことが多くなった昨今では、家で死ぬと言うことについても、現

実的な問題としてしっかり考えなければいけなくなった。

 自宅で最期を迎える体制は整えられるか?延命は?自分を看取ってくれる人々との

関係は?また何よりも自分自身が死を受け入れられるのか?同居・別居の家族が看取

ることへの不安やストレスは、どのように支えてあげることが出来るのか?

 在宅を想定すると医療的なサポートだけでなく、不安で一杯になってしまう死に関

する心のサポートが必要になってくる。先の勉強会ではこうした役割を僧侶が担って

いけないだろうかとの提案を実践者の活動から伺った。

在宅での看取り僧侶はかかわれるかのコピー

 限られた最期の時間を穏やかに自宅で過ごしたい気持ちは、誰にでもあると思う。

だがそれを実現しようすれば、かなりの覚悟と努力が必要なようだ。しかし、否応な

くそうした状況が想定される時代に来ているなら、来たるべき自分や家族の死につい

てもっと語り合うべきだろう。先ずは明るく真面目に語ることから、私も準備していこう。