新潟 妙光寺住職 小川英爾

 

 お寺の住職は、大きな庭付きの敷地できれいな建物に住み、いつも心静かに過ごしてい

る優雅な暮らしと思われがちだ。

現実はそれらの維持管理と経費も捻出しなければならない。お葬式は予定が立たないから、

365日24時間気の抜けない毎日もストレスになる。

 42年間続けてきたが、さすがに気力と体力の衰えを感じ、この秋に娘に引き継ぐことに

した。「まだ若いのに」とよく言われるが、余力のあるうちに引退して、新米住職のサポ

ートに徹する方が移行のために良いと考えた。

 交代式を我が宗では『法灯継承式』呼び、妙光寺では43年ぶりとなる。本堂での法要の

あと、皆さんで和やかな祝賀の席を持ちたいと会費制での案内を1年近く前だが差上げた。

 人数も多かろうとホテルの宴会場の確保も予約し、席順等々準備作業も大仕事になる。か

たや一方で思いのほか集まらなかったら、という心配も・・・。

 結果、ありがたいことに締切日を過ぎても届く返信がなんと会場定員を超す500人にもな

った。まだ増えそうで、文字通り嬉しい悲鳴を上げながら、役員の皆さんによる準備が始

まった。

放灯継承式のコピー