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今年も、花の下に集い、新しい縁で結ばれた仲間とともに、祈り、語り合う時をともにしました。
「En21」の桜は、エドヒガンと、サトザクラ、サトウニシキです。エドヒガンは、樹齢2000年の神代桜、薄墨桜など有名な巨木がありますが、樹勢が強く、樹齢も長く、大木となる性質をもつということで、ずっと見守っていてほしいという願いを込めて植えられました。3年経って大きく成長し、当日はまさに満開でした。
「木立」は3つのエリアそれぞれにフジザクラ、ヤマザクラ、サトザクラが植樹されています。それぞれ開花時期が違うので、長く楽しめるようにという配慮です。
フジザクラは早咲きの小さなピンクの花がすでに咲き終わり、メモリアルの当日は若葉が出はじめていました。ヤマザクラと、サトザクラはまだつぼみが固く、木立の桜は咲いていない状態でしたが、まわりのソメイヨシノが満開で、それは見事でした。
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エンディングセンター全国「桜葬」ネットワーク 住職日記
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●新伽藍の完成
千葉 真光寺住職 岡本和幸
去る5月1日、真光寺は200年余り使用した本堂とお別れし、新しい伽藍に転居いたしました。新しい建物は、山門・庫院(事務所・集会場)、仏殿、方丈(書院)・観音堂(位牌堂)・庫裡(住居) の6つの建物で、最後の本堂は来年4月頃完成の予定です。
この建物の特徴は丸柱、梁など木材のほとんどに集成材を使用していることです。これにより内装では柱、梁に漆をかけ、外装は柿渋、古色仕上げの外装材を塗布し、つぎはぎの木目を見えにくく仕上げています。宮大工さんがこれを使用するのはめずらしいことだと思います。ホゾがうまく掘れなかったり、接着剤が硬く、ノミが刃こぼれしたりと、苦労の連続だったそうです。しかし美材が少なくなった現在、集成材を使用することで、そうした太い木を残すことができますし、国産の端材の消費拡大にもつながり、国内の森林保全にも効果があるといわれています。寺院建築にこれが使われるようになれば、集成材の可能性が増すのではないかと思っています。
伽藍の完成により、7日法要と称して毎月のイベントもはじまりました。授戒式、月供養、昼食(精進料理)と続き、午後からは様々なイベントを企画しています。6月は梅をもぎ、梅酒を漬けました。1年後に試飲会を行います。今後大勢の皆さんが参加できる会に育てていきたいと思っています。
千葉県袖ヶ浦市川原井634
電話/0438-75-7414
●里親支援事業と樹木葬
千葉 天徳専任壌 二神成尊
樹木葬の募集と同時に国際里親支援事業「慈しみ基金」を創設した。樹木葬会員と住職関係者と檀家からの寄付でアジアの貧しい子どもの養育費を賄うのが目的。現在ネパールでの強制売春でエイズにかかった女性、エイズで両親を亡くした2人の子ども(母子感染で治療中)の面倒を見ている。今後タイの山岳民族の母子家庭の児童5人、インドの10人の里親となる予定。
本堂に子どもの支援を呼びかける募金箱を置けば、会員が快く布施をしてくれる。墓参の際に封筒でいただくことも多い。また会員が望むなら戒名を授け、その恩金を全額慈しみ基金に入れる。
故人の慈愛の心を受け継いだことで、我々は人を愛し、未来に希望を持つことができる。だから遺族が故人の遺産であるその慈愛の心を使うことが故人に報いることであると法話する。またそれこそが遺族自身を真の幸いに導くと。ゆえに供養を主催するのが目的の天徳寺では里親事業を主催するし、人を慈しむ環境を作る樹木葬も非常に価値のある埋葬方法と位置づける。
樹木葬の会計を毎年報告し、お布施を慈しみ基金に使う寺の姿勢により信頼が得られ、会えば坊主嫌いを公言していた会員が遺産をすべて「慈しみ基金」に寄付すると希望された。これで事業は継続的に行えるようになった。
よく「樹木葬ができてお寺に感謝します」と言ってもらえるが、樹木葬が祥雲寺(岩手県)で生まれたから天徳寺でも行うことになり、会員の協力で里親事業が本格的に始められた。払こそ祥雲寺の住職と樹木葬の会員に感謝している。
千葉県いすみ市大原山田1886
電話/0470-66-1258
●オリンピックの年に「仏リンピック」大阪大会
大阪 大蓮寺塔頭應典院主幹 山口洋典
去る5月11日、鷹典院では「仏リンピック」大阪大会なる緊急シンポジウムを行いました。東京工業大学の上田紀行さんの基調講演に続いて、能…本県玉名市にある蓮華院誕生寺の川原英照貫主と、チベット仏教普及協会(愛称・ポタラカレッジ)のクンチョック・シタル副代表さんによるパネルディスカッションを行いました。
「仏リンピック」という名前は、4月29日に、東京・港区にある青松寺で開催された「ひと足先に『仏(ぶつ)リンピック』!」からの「聖火」ならぬ「成果」リレーとして受け継いだものです。命名の背景には、3月に起こったチベット騒乱を憂い、あらためて仏教の柱である(智慧の獲得)(学ぶこと、深く知ること)と(慈悲の実践) (心からの思いやりを持って行動すること)の大切さに気づく必要があるのではないか、という問題提起があります。ですので、シンポジウム開催前には漢民族を含めた犠牲者供養の法要を行い、終了後には今後の平和を願って「誓いの鐘」を撞くという演出を行いました。
議論の中で特に興味深かったのは、「なぜチベット人が悲しんでいるかと言うと、未来の芽を紡がれているからです」という、シタルさんの言葉でした。チベット仏教は、戒律を中心に自らを見つめる上座部仏教と、世の中を救う思想や実践としての大乗仏教と、意識から見た世界に関する密教と、順に学びを深め、積極的に他者に働きかけていくものです。そうして働きかけていくのは、社会のためであり、未来のためであるにもかかわらず、その行動が封じられてしまうことが怒りとなっている、とのことでした。抑圧されている現状に対する憂いではなく、展望が閉じられた未来を開いていくための積極的な怒りであることをあらためて知りました。未来に思いを馳せて行動することの大切さを、主催者側も学んだl日でした。
大阪市天王寺区下寺町1-1-30
電話/06-677-0113
●仏の仕事 −お盆に寄せて−
神奈川県 成就院 鳴海善通
「どうぞ安らかにお眠りください」皆様もー度くらいお聞きになったことがおありでしょう。お葬式や告別の集まりの際に読まれる弔辞や弔電の、故人を送る定型のような言葉です。
「多くのことがあった人生も完結されて、これからは安らぎのある世界の住人となり、ごゆっくりお休み
ください」という意味でしょう。
しかし、お葬式の中で僧侶が祈っているのは先の意味とは少し異なります。
真言宗では、「どうかこれからは仏としての仕事をしてください」ということを亡くなられた人に伝えているのです。そして、人間としての天職を全うされた方々の仏の世界新入生である精霊を、観音様や阿弥陀様など多くの仏様が守り導いてくださるように祈願しているのです。仏の仕事とは何でしょうか。子孫に実ったり、パテを当てたり、禍をなすことではありません。仏の仕事とは現世の人々を幸せにしていくことなのです。今を生きる人々の繁栄を念じ、見守り、守護することです。ですから、生きている払たちにできる最高の供養とは、精霊に対して胸を張って日々を報告し感謝できることではないでしょうか。
安らぎのある世界に任する方々が、いちばん我々の身近に感じられるお盆。生命悠久の営みに思いをはせ、報恩感謝の誠を捧げたいものです。
神奈川県茅ヶ崎市甘沼473
電話/0467-52-6704
●馥林祭
山口県 宝宗寺住職 三上隆章
今年の「馥林祭(ふくりんさい)」もたくさんご参加いただき、よいお天気にも恵まれました。
桜葬個人墓を始めて1年、ぼちぼち契約もあります。まだ木は小さいので、花見はできませんが10年後、20年後が楽しみです。払が生きていられたらいいのですが…皆様と共に長生きをして、木の成長を見守りたいですね。
5月は座禅会を2泊3日で行いました。宝宗寺は、やはリアクセスが悪いのでたびたびは行えません。もう少し便利だとよいのだが、とも思いますが、この不便さが今の環境を残してくれているわけですし、便利さを追い求めるのは、趣旨に合いません。静かに坐禅をなさりたい方、樹木葬の見学をなさりたい方、質素ではありますが宿泊用のお部屋もありますので、萩観光なども兼ねてお越しください。
山口県萩市福井上1927
電話/0838-52-0521
●アンネのバラとともに
鳥取県 正福寺住職 渡辺大修
当寺院の桜葬、樹木葬墓苑の一角に、「ホロコースト記念館」(福山市)より贈られた「アンネのバラ」が咲いています。アンネのバラは、「オランダ、アムステルダムにあるアンネ・フランク(アンネの日記の作者)の隠れ家の庭から採取された種子を改良し、アンネの父、オットー氏(フランク家でただ一人アウシュビッツから生還)に捧げられたもので、平和のメッセージとして、世界に届けられています。咲き始めは赤く、だんだん黄色になり、終わりのころにはピンク色になり、純真可憐なアンネ・フランクの声を聞くようです。一昨年には、その1本を地元の大山小学校に贈りました。子どもたちの平和学習の教材になっており、大変喜ばれています。
いま墓苑は、沙羅が咲き、紫陽花が彩り、樹齢4〜5百年の椎や樺の青葉が桜や花木たちを優しく包んで
います。6月には、当寺院の本堂で「憲法九条を守る美術の会」の神田禿山氏の第2回「大山・平和の祈り」
絵画展が開かれています。霊峰大山の麓の寺院に相応しい企画です。
こうして微力ながら、「平和と安心」の桜葬・ノ樹木葬寺院としての日々を修行しています。
6月4日、大山の麓、正福寺より
鳥取県西伯郡大山町茶畑238
電話/0859-54-3860
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