樹木葬・桜葬のエンディングセンター(東京・大阪)

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お知らせ

NHKドキュメント72時間

NHKドキュメント72時間「樹木葬 桜の下のあなたへ」

桜葬En21

NHKでは「ドキュメント72時間」という番組を放送
しています。人気番組なのでご存知の方が多いので
はないでしょうか。ある1つの場所に72時間カメラ
を置いて定点観測し、その場所を訪れる人々にイン
タビューをして、人間模様を描き出すドキュメンタ
リー番組です。

ちょうど昨年2019年の桜が満開のころ、私たちの
桜葬墓地にもカメラが入りました。
「樹木葬 桜の下のあなたへ」と題し、初回放送が
5月24日でした。そしてすぐ6月22日に再放送があり
ました。そしてなんと、「年末スペシャル」として6時間もの時間をとって、
昨年放映した中から視聴者の投票によってベスト10に選ばれると、
再放送されるという知らせが、担当ディレクターから入りました。
ドキドキして結果を待っていると、見事ベスト4位に入って12月29日に放送されました。

実は、話はこれで終わらなかったのです。今年はコロナ禍の中で、3密を避けようとすれ
ば番組制作が思うようにできず、あちこちで再放送番組が放映されています。
「樹木葬 桜の下のあなたへ」もまた、今年の5月23日に再放送されました。

番組の中に出てきた樹木葬墓地の多くは、エンディングセンターが商標登録している
「桜葬墓地」です(一般墓を含めた墓地全体の経営者は常照寺で、管理運営は㈱いずみ浄苑)。
エリアの名前でいうと「あさ陽の丘」「En21」「詩桜里」「杜の家族」「水の精」です。
そのお墓の前でインタビューに応じてくださった方々の多くは、エンディングセンターの会員さんです。
まだ日本で樹木葬がほとんどない2005年に、エンディングセンターが樹木葬の先駆者として
「桜葬」を始め、15年間、社会に樹木葬を広めてきました。町田いずみ浄苑内の樹木葬は、
エンディングセンターの独自の企画によってはじまり、発展していきました。

何度も再放送された番組だけあって、皆を感動させる映像です。視聴した人からは「とても良かった!」
「久しぶりに、良い番組を見せてもらった」といった言葉をかけていただきました。

少し紹介します。午前10時ごろ墓前で缶ビールを開け乾杯する女性。
13年間夫婦2人で暮らしてきたのに、夫は結婚記念日に亡くなってしまった。
「何で死んじゃったの、何で今日なの。思い出しては怒っています」と語る。
二人で暮らしてきた年月が伝わってくるようです。
また別の方は次のように語りました。
「ちょうど兄が亡くなる3か月前に、見学に来たのですよ、兄と。
そうしたら、兄が『俺、死んだらここがいい』ってすごい気に入ってくれたのです」。
兄は、父親と母親代わりだった。
「本当に世話になりっぱなしで。いなくなってしまうと本当にこんなきついものだと思わなくて」。
親代わりであった兄に感謝し、お墓に会いに来ていました。
このように、そこで語られた真実の言葉から、ある家族が確かに刻んだ歴史と、培った絆が伝わってきます。

エンディングセンターは、跡継ぎを必要としないお墓をつくることにこだわりました。
お墓の形態は、個別区画をもちながら、それが隣同士くっついて一つのエリアを形成する。
住宅でいえば集合住宅(マンション)のような「集合墓」です。
核家族の最終的な姿は「夫婦だけ」になり、さらに最後の一人が亡くなれば「ひとり」です。
未婚・離婚者も多くなり、LGBTのような多様な生き方も市民権を得ました。
家族の機能が弱まった時代に、家族を含めて、お墓を核とした「ゆるやかな共同性」の中で培う「結縁」づくりをめざしてきました。

その試みが「実を結んだ」とうれしくなるような言葉がいくつもありました。
例えば、「En21」エリアで聞かれた話です。「ここは必ずお花がいつもある。
寂しくないかなって思って。皆さんにお参りしてもらえるし。
よろしくお願いしますといつも周りの方にも挨拶するのです」。
また、「土の下でみんながつながっているので、ひとりじゃないっていうことが、心強い」と話す声も。
さらに「今日はお参りですか?」と聞かれて、「自分のお参り」と答えた女性がいました。
自分のお墓を友人と見に来たというのです。
「ずっと独身で歩んできた。(銘板に)名前は入れない。来る家族がいないでしょ。
だからなくても大丈夫。誰もいなくても、周りがきれいだから、いいんです。
いつもお花があるから。桜があれば誰かがここに来てくれる」。
まさしく、これこそエンディングセンターがめざした「ゆるやかな共同性」です。

いつもは緑豊かな中に静かにたたずむお墓も、いったん人々が訪ねてくると、夫婦・きょうだい・親子のドラマがあふれ出します。
夕方、陽が沈む直前に「En21」エリアの前で静かに手を合わせる男性。
来月子どもが生まれることを10年前に亡くなった父に報告したくて駆けつけたという。
「今度は自分が父になる。ちゃんといい父親になれるかどうか、若干の不安はありつつも、それ以上に期待も大きい」。
父の後ろ姿を見て育ち、父親の仕事に憧れ、同様な仕事にも就いた。
行き詰った時や報告したいことがあると、1人ここへやってくる。
「桜を見ている時に父と話しているような感覚になれます。
木は生きているじゃないですか、だからそういう意味でも、まだ生きているような感覚があります。
ここに座ってボーッとこの木を見ながら自然を眺めていると自分の中で答えが定まったりする時もある」。
そう話して、陽が沈みあたりが薄暗くなった霊園を、彼の乗った車は去っていきました。
この「En21」のエリアには「あなたが生きたこと桜は忘れない」という言葉が書かれた区画案内図が立っています。
まさしく、この親子のこころの会話を、幾度となく桜が見届けているようでした。
親から子へ、そしてそのまた子へと、いのちのバトンタッチが感じられました。

翌日、その「En21」でお花の飾りつけをしていたお花屋さんが、
「生きている間に死ぬことを考えるというのはいいなと思います」と語り、
視聴者の誰もが「そう、そう」と言っていそうな様子が目に浮かんだところで、72時間のドラマは終わりました。

*このNHKの番組でインタビューに答えた方、このブログを見たら、ご連絡いただけると嬉しいです。
いまエンディングセンターでは「30周年記念誌」を編集しています。それにも掲載できたらいいなと願っています。
町田事務所📞042-850-1212佐田まで。

 

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