アクティブ講座2011春「デンマークINN深大寺」見学に行ってきました。

風薫る５月15日、介護付き有料老人ホーム「デンマークＩＮＮ深大寺」を訪れました。総勢19名、京王線・調布駅からバスで約20分、閑静な住宅街にありました。
　中に入ってまず驚いたのは、風が吹き抜けていること。各部屋の入口には思い思いの個性的な暖簾が下がり、風になびいています。ドアで閉め切らず「人を感じることができるように」しているとのこと。そうすることで入居者の心細さがなくなります。と同時に、夏場エアコンを嫌う人の脱水症状を防ぐため、ふだんから開けている状態を習慣化しているというわけです。
　全室個室、１室17・４平方メートルとゆったりとした居室にはトイレ・洗面台（車椅子対応）・介護支援ベッドをはじめ、大型クローゼット、冷蔵庫、テレビ、エアコン、ソファなどが備え付けられています。
　介護士が24時間体制で支援介護し、看護師が健康管理、理学療法士がリハビリ（週２回）を行っています。受診や体調急変時には看護師が病院に同行。歯科医の診察も週１回受けられ、医療機関との協力体制もあって、健康管理がしっかりしています。
　また入浴を重視し週３回実施、立てない人にもチェアインバスで普段と同じ姿勢で入浴（週２回）できるよう、特別浴室が設置されています。
　介護度４、５の入居者もいますが、手をかけて寝たきりにしないようにしているとのこと。
　デイルームでは、絵手紙・書道・音読・折り紙などが楽しめます。グランドピアノのあるホールもあり、毎月定期コンサートを開催、また施設内に美容室もあるなど、入居者が生き生きと暮らせる配慮がなされています。
　施設長の山岸絹子さんは、施設の説明に加え、介護保険制度や高齢者向け住宅についてもわかりやすく解説。選ぶときの注意点や「１００歳までシミュレーションをしてみること、必ず体験入居してみること」というアドバイスもくださいました。

【参加者の感想】

●明るい施設長さんのもと、スタッフもきびきびしていた（Ｔ・Ｍさん）
●独りになっても入りたいなと思えるところ（Ｍ・Ｎさん）
●施設長が入居者の身になって考えてくれているのがよかった（Ｈ・Ｋさん）
●個人ではなかなか見学できないのでよかった（Ｙ・Ｓさん）